2020年12月上旬に発売されたWi-Fi 6(11ax)対応Wi-Fiルーター「WSR-3200AX4S」の最新のファームウェア Ver.1.22が2022年2月16日にリリースされました。発売当初から抱えていた不具合が1年以上経ってようやく解消されたことが確認できました。
不具合の多いバッファローのルーター
ファームウェアの更新履歴を見ると、ろくなテストをしていないんだろうなと思わずにはいられません。
真面目な話、開発組織がポンコツ過ぎでしょう。つまりはマネジメントが。
当初なかったEasyMesh機能をあとから実装しようというのだから十分な検討と検証が必要なのに無理なスケジュールを上から押し付けられて現場が苦しんでいる図を想像してしまいます。
テストは新人研修の一環でやらせてたりしてね。配属前ならコストは人事部でしょうし(笑)。まぁそのくらい品質の悪いソフトウェアという印象です。
Ver.1.22での対応内容
新機能としては、「EasyMeshR2認証を取得」とあります。これでまた不具合が不具合を呼ぶことにならなければよいのですが…。
不具合修正では、1年以上放っておかれたアクセスポイントモードの2.4GHzでデータを読み込まないという不具合が正式に対応されました。
その他には、もろもろの「引き継がれない」、「表示されない」、「反映されない」、「出来ないことがある」の解消です。
まだまだそういう不具合は残っているんでしょうね。
Ver.1.22に更新後
ファームウェア更新後はEasyMeshをオフにしたままの限りにおいてはとくに問題はなさそうです。EasyMeshは使わないし動作検証するつもりもない。
2.4GHzでの不具合は確かに解消されていました。ベータ版でも解消されていたので、正式リリースとなったのでしょう。
1日程度しかたっていませんが、ベータ版は安定していたので、正式リリース版も大丈夫そうな気はします。Windows PC、iPhone、Androidタブレット(Fire HD 10)を使っていてもとくに問題は発生していません。ログにはとくに不穏なエラーは出てないです。
まとめ
発売時から標準機能として備わっている2.4GHzの機能が実質的に1年以上使えないも同然だったわけで、対価を支払った消費者に対して随分となめた対応ですね。いまどき2.4GHzなんて使わないから関係ないなんて言う間抜けがいますが、そういう問題ではありません。そんなことを言ってはメーカーにつけ入られます。
それにプリンターやIoT系の機器は結構2.4GHzのみ対応というものがあるし、以下のような使い道もあります。
ちなみに、バージョンアップをするとLAN側IPアドレスの手動設定が自動取得に勝手に変更されてIPアドレスが変わってしまうという現象は今回はありませんでした。
というわけで、1年以上経ってなんとか当たり前のレベルになったという感じでしょうか。
バッファロー製品は二度と買いません。
コメント
最初にこちらを読んでいればよかったです。
1.22でAPモードでも使えるようになりました。
とても参考になりました。
ありがとうございます。
お役に立てたようで何よりです。拙宅でもAPモードに戻して使っており、今のところ安定しています。