いくつかの延命措置をしてきた自宅のPCですが、8年目に入りました。
5,170円の投資で初代Core i5はまだまだ行ける!今のところ故障も皆無です。
とはいえ、課題は
- RAW現像ソフトのプレビューに時間がかかる
- H.265やVP9のデコードは厳しい
と、とくに2の方は時代に取り残されていく感が…。現像などの処理はほっとけばそのうち終わるけど、デコードは即時性が求められます。でも、画像や動画の処理以外は何も問題ないので、何万もかけて本体を買い替える気がしない。課題は主に再生支援にあり、ということで、ビデオカードを追加してみることにしました。
- GPU
写真現像アプリ(のプレビュー機能)がNVIDIAのCUDAに対応とのことなので、ここでNVIDIAに絞られました。 - クラス
ゲームはやらないので、補助電源不要のエントリークラスが良い。 - エンコード
動画整理のためにハードウェアエンコードはできたほうが良い。 - デコード
H.265やVP9の対応が望ましい。
となると、とくにデコード要件からMaxwell(GM206)かPascalアーキテクチャとなります。
安価かつPC本体電源が300Wなので省電力なPascalとするとGeForce GT 1030かGTX 1050が該当。GT 1030はハードウェアエンコードが無効になっているとのことなので、GTX 1050に。
値段は大差なく、Xの有無で倍程度性能が違うことからもGTX 1050にしておきました。
新品だと1.5万円前後ですが、ヤフオクでバルク品の中古を一万円で入手。
参考までにPC本体の内部構成を示しておくと、Intel H57 ExpressチップセットにCore i5-650です。GPUはCPUに内蔵。HPブランドのPC(p6740jp/CT)ですが、マザーボードはMSIでMS-7613 ver 1.1と印刷されています。
レガシーなBIOSにPCI Expressは2.0。2010年発売の構成でPascal世代のビデオカードが動くのか?
結果はタイトルの通り。
苦労なくドライバーのインストールまで完了しました。10分程度負荷をかけても70℃で安定しているので大丈夫そうです。
3Dの描画や4K動画の再生は段違いのスムーズさです。古いPCのボトルネックとなるCPU処理を最新のGPUへ委ねることになるので、なかなかに効果的でした。
いろいろ遊んでみようと思います。
コメント