iPhone 12からPixel 9へ乗り換えたので、実機のレビューをまとめてみました。AIに作らせたレビュー記事ではありません。
そろそろ発表になるPixel 10との比較にもどうぞ。
なお、一部内容はAndroidでは当たり前のことかも知れません。Android端末はNexus 5X以来で久しぶりです。ゲームは全くしないので、その観点でのレビューはありません。
使い勝手が良いところ
ディスプレイ
★120Hzのリフレッシュレート
スクロールが指に吸い付くようにスムーズ、かつ、目にあまり負担がない感じです。
高輝度
夏の晴天の屋外で写真を撮っていて気が付きました。見やすいです。
★常時表示
時計と通知が常に表示されるのは、想像以上に便利でした。光センサーが光を感知しないときは自動で消えるため、バッテリーの無駄な消費もありません。
また、Spotifyで再生中の曲名とアーティスト名が表示されるのも、地味に気に入っています。
★画面の自動回転が顔検出付
自動回転をオンにしていても、寝転がったときに顔の向きを検知して画面が回転しないのは非常に便利です。
★画面をみてる間はオフにしない
画面消灯を30秒とか短めにしても、画面を見ている間はオフにしないように出来ます。見てないときはさっさとロック、見ている限りは表示し続ける。
カメラ
静止画
オートフォーカスは最近のスマホでは当たり前かもしれません。特にメインカメラのマクロ対応のオートフォーカスは便利、かつ綺麗に撮れます。フロント側のオートフォーカスは自撮り時に便利。
カメラに手のひらを向けるとカウントダウン開始→撮影ということもできてびっくり。
動画
4K 60Pでも2時間超の撮影が可能でした。熱で途中で止まるということはありませんでした(室温27℃で撮影)。

ハードウェア構成
★ボタンが右側面に集約されている
つまり左側にはボタン類が一切ないので、スタンドに左を下にして横向きにおくと全部のボタンが使えます。右に左に色々付いてると返って不便と知りました。

★画面内指紋認証(超音波センサー式)
テーブルに置いたままロック解除できるのがとても便利で、速度も驚くほど速いです。
顔認証
これも速い。ロック解除したらスワイプせずともホーム画面が開く設定もできます。こちらも決済の認証にも使えます。
ただし、カメラによる顔検出なので、マスクしていたり光量不足だと認証出来ません。その場合は指紋認証を使えばよし。
★USB Type-C 3.2(10Gbps)
うんこ端子付iPhoneから移行すると感動すら覚えます。充電だけでなく、高速なデータ転送も可能で、PCやタブレットで使っているいつものType-Cケーブルがそのまま使えます。
クラウドサービスが主流とはいえ、動画を外付けSSDに直接保存したり、大容量ファイルを外部メモリに転送したりする際、ネットワーク速度をはるかに上回る速度で転送できるのは、やはり大きなメリットです。
また、PixelのカメラをWindows PCのウェブカメラとして有線接続で使えるのも、遅延がなく非常に重宝します。

Pixel 9 Proとの違い
Proモデルは概ねカメラとそれを活用するためのメモリとディスプレイにコストがかかっているようです。これは「余計なカメラ機能は要らないけど、他の機能は削らないで欲しい」という期待にバッチリ応えてくれます。
バッテリー
★80%まで充電
バッテリー長寿命化に効果アリとされているので設定してみています。1日あたり40〜50%程度の使用量なので、満充電時に20%少なかろうと問題になりません。
充電は、寝る前にワイヤレス充電スタンドに置き、朝までそのままです。毎日そうやってます。
ちなみに、iPhone 12はそれで3年ちょっとはバッテリー容量80%以上を保ってました。
改善してほしいところ
重量
慣れたけど、軽いに越したことはない。ケース付きで200g超はやはり重く感じます。
Googleウォレット
タッチ決済に対応したクレカが少ない(Googleのサービスの話ですが)。
iPhoneとの比較
★がついている項目はiPhoneでは出来ない、もしくはiPhone 16になっても無印モデルでは出来ない機能です(たぶん)。
総評
Pixel 9にして良かったです。
Proと無印の差がカメラ機能に絞られているため、モデル選びがしやすいのも魅力です。iPhoneのような「セコい差別化」に悩むことなく、気持ちよく使えるのが嬉しい。
また、UIの使いやすさや日本語入力のしやすさといったソフトウェア面では、AndroidがiOSを明確に上回っていると感じます。
Appleはハードウェア、Googleはソフトウェアで課題解決を図っている印象です。エコシステムを見るとそれがよくわかります。Appleがハードウェアでユーザーを囲い込む一方、Googleはサービスで囲い込みを行っています。
使いやすいのはどちらか?
人それぞれでしょうけど、私はソフトウェアを選んで正解だと思いました。
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