呼び線と材料の準備が出来たので、いよいよLANケーブルを通します。
LANケーブルの通線
なかなか大変でした。もう一度やりたいかと聞かれたら、
「2~3mくらいならやらないこともない」
と答えるかもしれません。
ビニール紐をビニールテープを使ってLANケーブルに固く巻き付けて、2Fクローゼットを起点にして1Fダイニングへ向かうようにして作業しました。でも、1Fからビニール紐を引っ張ってもびくともしません。Cat6Aのケーブルは太くてコシがあるので2Fからぐいぐいと送り込みつつ1Fで紐を引っ張る形で二人掛かりでした。
それでも、紐はちぎれんばかりに力一杯ひっぱる感じでした。手が痛くなるので軍手をして、途中で休憩しながらでないととてももたないです。それくらいCD管の中は抵抗がありました。先に通っていた電話線との摩擦抵抗もあったのかもしれません。潤滑剤を使いつつ紐ではなくて通線ワイヤーであればもっと楽なのかと思います。
11mのケーブルを通して余りを切断したところ、使用したのは9.2mでした。
成端
1FのCD管から出てきたときは安堵しました。が、ここからも結構面倒でした。
まずはケーブルの被膜を剥いてコネクターを取り付けます。
芯線をコネクターに通します。パンドウィットのサイトに説明書があったのでダウンロードしてみながらやりました。
成端工具でカシメたらRJ45のジャックに組み込み、さらにJISプレート用アダプタをはめます。
これでケーブルの加工は完了です。
疎通確認
1Fと2Fのそれぞれで加工まで終わったら、疎通テストです。2F側をルーターへ接続し、1F側はノートPCを接続しました。ポートのランプが点けば配線は大丈夫かと。
インターネットへの接続と速度を確認したところ700Mbps程度出ました。自宅はまだ回線もネットワーク機器も1Gbpsなので、700Mbps出ていれば問題なさそうです。
仕上げ
そしてコンセントのJISプレートにはめて、コンセントプレートを戻せば完了です。
なのですが、ここが通線に次いで大変でした。Cat6Aのケーブルが太くてかたいので、コンセントボックスに納めるのが難しいです。
1F側は2Fから引っ張ってケーブルのたるみをなくして納めました。
2Fクローゼット側はCat6Aの長さが中途半端になってしまったことと、TV用同軸ケーブルと裏側の場所の取り合いとなり、位置を変えたりの試行錯誤の上で何とか納めました。既設のLANケーブルの交換やもう一つ空いているところに新設する場合は、今回と同じ太さのケーブルを通すのはちょっと無理そうな感じです。
下は今回の作業前の状態。TV用同軸ケーブルの位置を変えました。
ここのTV用の配線もDIYで追加したものです。
ひかり電話の通話やネットワークの通信に異常のないことを確認し、Wi-Fiルーターを2Fクローゼットから1Fダイニングに移設してすべて完了となりました。
最後に
作業の結果、Wi-Fiルーターを1Fの家のほぼ中央に置くことが出来たため、ほとんどの部屋で電波状況が改善しました。Cat6Aで敷設したので、将来1Gbps超の回線とWi-Fiルーターを導入となっても対応可能となったのも良かった点です。
Wi-Fiルーターが1台だとどうしても電波が弱いところは出てしまいますが、それは今後の課題。
コメント