2003年に発売されたらしいハードディスクを使っています。2011年に買ったPCの内蔵ディスクよりも半分程度の速度で、SSDと比べたら1/5とか1/10の性能かも。
エラーや不良セクターはなくまだまだ使えるので、ちょっと設定を変えてみました。
Windowsのデバイスマネージャで「デバイスでWindowsによる書き込みキャッシュバッファーのフラッシュをオフにする」にチェックを入れます。
すると、シーケンシャル書き込みが8.4%〜11.6%向上しています。
1割向上とはなかなか。もともとが遅いですけど…。
ただし、UPSやノートPCでバッテリーが空の状態でこの設定でファイル書き込み中に停電するとデータを失います。
作業データをディスクへ書き込むときは、アプリケーションはキャッシュバッファーに書き込み、それをOSが定期的にディスクに書き込んでキャッシュバッファーをクリアします。このバッファークリアのことがフラッシュ。
これをしなくなるので、作業データを書き込むアプリケーション(とそのユーザー)からすると、すぐに書き込みが終わったように見える。ディスクに比べたらキャッシュに使われるメモリは桁違いに高速なためです。フラッシュはあとでシステムが暇なときにやります。
でも、揮発性メモリを使うキャッシュバッファーにデータがあるときに停電したら…というデメリットもあるわけです。
私は大切な写真は、
メモリカード → PC内蔵ディスク → NAS → バックアップディスク
とファイルをコピーする(移動しない)運用をしていいます。
メモリカードをクリアするのはバックアップ正常終了を確認してから。停電で内蔵ディスクに書き込みがされなくても復旧したらまたメモリカードから読み込めば良いです。このディスクは専ら写真保存用途に使っていて、OS等のシステムは別のディスクにあります。
二元論者は
「データを失うリスクがあるのでやるべきではない」
なんて言いますが、システムは運用あってこそ。無停電電源装置と組み合わせるという解決方法もあります。
デメリットを補う仕組みが確立出来るのなら、メリットを享受出来ますよね。
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