掃除機ヘッドのDIY修理

2015年に購入した掃除機の自走式ヘッドのブラシが回らなくなりました。ヘッドにモーターが内蔵されており、床面につけているときにスイッチが入って回る仕組みなのですが、そのスイッチがダメになったようです。その前の掃除機も5年程度でヘッドのブラシが回らなくなったので、そこが掃除機のウィークポイントのようです。

拙宅は階段と2階のすべての部屋(水回りは除く)が絨毯なので、自走式でないととてもやってられません。

ヘッドを分解してみると、左側にモーター、右側に基盤があります。

自走式掃除機ヘッドを分解したところ
自走式掃除機ヘッドを分解したところ

この基盤の裏に床に押し付けたときに押されるスイッチ(写真の青色の部品)が収まっていました。電源を入れてこれを押してみてもヘッドのモーターが動かない。

ブラシの回転を制御するスイッチ
ブラシの回転を制御するスイッチ。銀色の部品が押されることでスイッチが入ります。

試しにこのスイッチの端子を短絡させるとモーターが回るので、掃除機本体からヘッドまでの回路に問題はないようです。

ヘッドを交換すればいいかなーと思ったら、なんとヘッドだけで1.7万円。2万円で買った掃除機なのに・・・。ヘッド内の基盤もネットでは売っていて、5千円弱。スイッチだけなら200円くらい。

自分でスイッチを交換するかなーと思ったのですが、そもそもヘッドを持ち上げたときにブラシの回転を止める必要があるのか?と思いました。

そこで妻に利用状況を聞いてみたところ・・・。
・強・弱・ECOモードのうちの常に強で使用
・ブラシを止めて(回転をオフにするボタンも手元にある)掃除をすることはない
ということで、使用中は回りっぱなしでも何も困らないとのこと。

デメリットは回り続けることによる消費電力の増加程度か。小型モーターだし毎日は使わないので、まぁ大したことではないでしょう。仮に10Wのモーターとして週2回1時間使うとすると、月の電気代は2円程度で年間で24円。200円でスイッチ買って交換すると8年分の電気代と同じです。この機能に払っている値段を考えると、電気代のほうが安そう。

なんでこんな機能がついているんだろう?と思いましたが、おそらくは回転するブラシが何かを巻き込むのを防止するためなのだろうと思います。

それなら端子を短絡させてしまえと、手持ちの自動車用電線を短く切って、基盤のはんだを溶かしてくっつけました。

スイッチの回路を短絡させて常にONに修正
スイッチの回路を短絡させて常にONに。

この状態で電源をいれると、きちんと回るようになりました。追加配線はヘッド周りの配線と同程度の太さだし、吸引モーターのように大電流を流すものではないので、焼ききれたりはしないでしょう。たぶん。

ということで、追加コストゼロ円で復活させることが出来ました。ヘッドが割れるとか内部の配線がダメになるなどにならなければ、当面使えそうです。

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