キヤノンUSAからEOSシリーズのデジタル一眼レフカメラをWEBカメラにする「EOS Webcam Utility」というツールがリリースされています。私の「EOS 6D」でも問題なく使えました。対象機種の中には含まれていないのですが、大丈夫でした。これをzoomなどのアプリケーションの映像として使うことができます。
※その後、公式にサポートされたようです。以下はBeta版当時の内容です。
zoomで使う場合は以下の手順です。
- 上記のページから適当なモデルを選び、Drivers & Downloads > EOS Webcam Utility Beta 0.9.0 for Windows をダウンロード
- ダウンロードしたファイルを解凍すると出てくるmsiファイルをダブルクリックしてインストール
- zoomの設定 > ビデオ > カメラ で「EOS Webcam Utility Beta」を選択
これでカメラとPCをUSBケーブルで接続してカメラの電源を入れるとカメラの映像が表示されます。映像が表示されるまでに数秒のタイムラグがあります。
Windows上でカメラからの映像入力が「EOS Webcam Utility Beta」で参照できるので、zoom以外のアプリケーションでも使えると思います。OBSでは使えることを確認しました。映像が出ない場合は、Windowsを再起動の上で、ほかのアプリケーションが使っていないかを確認。
以下は使ってみて気がづいた点。
- ESO Utilityが常駐していると映像が取得できない
- 静止画モードの場合はピント合わせはマニュアルになる(PCからカメラの制御はできないしカメラ側のボタンも無効)
- カメラ側のシーン選択は有効のよう
- 動画撮影モードならカメラ側の機能が使える。顔を検知してフォーカスを合わせる機能も使える。
USBで直接接続しているので映像の遅れはほぼありません。zoomのCPU使用率は、ノートPC(ThinkPad E490)内蔵カメラだと6%前後、EOS 6Dに切り替えると15%前後でした。それでCPUが専有されることはないので問題にはなりません。ただし、USBで給電できないモデルではバッテリー残量には注意。
ノートPCに備わっているカメラと比べると次元の異なる綺麗さで、被写界深度の浅い(自分の顔ははっきり映って背景はボケる)画に出来るので雰囲気も良いです。
映像を出すミーティングには良さそうです。
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