NAS買替えの買替え – I-O DATA LAN DISK HDL-TA4

別記事で記載しましたが、長らくバッファローのLinkStationを使用してきましたが、最新版は不具合があったため返品して、I-O DATAのLAN DISKを導入しました。

購入したモデルは、HDL-TA4という4TBのモデルです。2ヶ月程度経っても問題ないので、ざっとレビューしてみます。

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ファイル転送速度(1GbE環境)

スペックなどは最新よりもやや劣りますが、実効速度は以下の通り不足はありません。4Kの圧縮された映像を機器で再生する場合に必要な帯域は約25Mbps = 3.13MB/s となるので、全く余裕です。

I-O DATA HDL-TA4のパフォーマンス測定結果。GbE環境下では不測のない速度。
1GbE環境での HDL-TA4 のパフォーマンス

静粛性

冷却ファンがないのでものすごく静かです。HDDがスリープ中の場合は「無音」です。スピンアップ時は音が聞こえますが、その後はよっぽど静かな環境ですぐそばにいない限りは聞こえません。

オーディオ機器のそばとかリビングのテレビの隣に置いてあったとしても全く気にならないです。

なお、冷却ファンがない分は本体のカバーに熱を伝えて放熱する仕組みのようで稼働時は本体が結構熱を持ちます。それは放熱できている証なので心配には及びません。

管理画面

UIがちょっと前の感じですが、1画面で収まるので使いやすくはあります。ただし、応答速度はあまり早くはありません。使われているSoCがそれなりなのでしょう。

もっとも、一度設定をすればそう頻繁に使うものではないので、分かりやすいのでそれでよしといったところです。

増設USBドライブの対応ファイルシステム

増設ドライブはバックアップ用途がメインで使用しますが「専用形式」(おそらくext4)のみで、NTFSでフォーマットしたドライブは使えません。FAT32だとフルバックアップのみなので、毎回全ファイルのバックアップをしなければならないのがネックです。差分バックアップをするには「専用形式」を選択せざるを得ない。

万が一の場合はその専用形式のドライブからデータを読み出す必要がありますが、幸いにして「LAN DISK Backup Reader」というツールが用意されています。

バックアップ

それほど設定に柔軟性はなくて、フルバックアップか差分、実行する曜日を選ぶ程度。まぁそれで充分です。増分バックアップが必要となると、そもそも対応していません。

省電力性

「省電力モード」でHDDの回転を止めることが出来ます。スケジュールでNAS自身を特定の時間帯にオフにすることは出来ないです。深夜は使わないので止めておくということが出来ません。

HDDしか積んでないしネットワークは1GbEなので、HDDの回転が止まればそれで相応の省電力になるのかもしれません。

まとめ

冷却ファンがないとこんなに静かなのか!というのが一番良かった点です。
いままでは置き場所に苦労していましたが、ほぼ無音なので全く気にならなくなりました。

性能的にも問題ないので、わざわざ煩くて消費電力も高いであろう最新機種にしなくても十分以上です。

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