基本計画
ちょっと前ですが、SWITCH版Fortniteで遊んでいた息子がPC版に目をつけ、やってみたいと。Youtubeで見たようです。
で、私のデスクトップPCにインストールして操作を教えたところ、すぐに覚えてさくさく遊んでいます。そうなると、ゲーム中は私は使えないし、息子は自分のPCが欲しいと言い出す始末。
デスクトップPCはそれなりに現代的な構成なので、Fortniteを動かすのは余裕があり、リソースは余ってます。
CPUやGPUが真っ赤に焼けるほどの高負荷な処理は頻繁ではないのと私自身はゲームをやらないことからデスクトップPCをもう一台というのはちょっともったいない。現PCの稼働率向上の方向で進めたい。費用総額をゲーミングPCみたいなものを買うよりも安くあげたい。さてどうするか。しばらく考えていましたが、
- デスクトップPCは息子が中心に使う
- CPUやGPUが本気で必要な処理はデスクトップPCで処理する
- デスクトップPCへの処理指示はクライアントPCからWindowsのリモートデスクトップ機能で接続して行う
としました。読み書き算盤を今まではデスクトップPC1台でやっていたのを読み書きはクライアントPC、算盤はデスクトップPCと分散するイメージ。算盤をクラウドサービスでやる日も来るかもしれませんが、まずはあるものを活用。これを実現するには以下が必要です。
- クライアントとなるPC
- デスクトップPCのOSをWindows 10 HomeからProへアップグレード
→ リモートデスクトップのサーバー機能を有効にするため - デスクトップPCのメモリを8GBから16GBへ増設
→ 同時に複数人で使用することになるため
ということで、まずはクライアントPCの選定からはじめます。
クライアントPCのスペック
高負荷処理をデスクトップPCに任せるなら、クライアントPCは軽量なスペックで良いことになります。具体的な要件として、
- リモートデスクトップアプリの動作
- 映像や音声のデコード(再生)
- WEBブラウザの動作
くらいが出来れば良いでしょう。ゲームや動画編集、RAW現像をこなすような性能は不要です。
タブレットにリモートデスクトップアプリという手もありますが、PCの入出力デバイスやソフトウェア、操作の柔軟性と充実度(=出来ること)はやはりタブレットとは段違いです。
考えた末に設置や収納場所の確保が容易で好きな場所で酒飲みながらコンテンツを見れる(笑)ラップトップPCを買うことにしました。
要件からスペックに落とし込みます。
CPU
Intel Core Uシリーズの第7世代以降。内蔵GPUでVP9がデコード出来るようになったのがこの世代から。実は1080pの映像はここ数年で発売されたCPUならソフトウェアでもデコード出来ますけど。消費電力重視のモバイル用低速CPUは応答速度すら不安なので除外。
メモリ
8GB。シングルユーザー&開発用途ではないので8GBでOK。4GBだとOS、アプリ、GPU(内蔵GPUはメモリを共有する)、キャッシュ等を考えると心許ない。
ディスプレイ
FHDでIPS液晶。安いモデルによくある1366×768のTN液晶は縦方向の情報が限られる上に文字がとても見辛いので除外。
重量
2Kg以内くらい。持ち運びは自宅内のみの想定のため。
ストレージ
SSDが望ましいが安ければHDDも可。容量は問わない。
予算
5万円前後。
クライアントPCの選定
予算からすると中古かなと思って探すとそれなりにあるものです。ところが、新品同様で4万円台、第8世代のCore i3のモデルが目にとまりました。Core i3-8145UというCPUです。
どの程度のパフォーマンスかと調べたら、第7世代のCore i5-7300Uあたりよりも性能が良い。世代が変わると新i3が旧i5を超えてくるんですね。
本体モデルはLenovoのThinkPad E490だそうで、本家サイトではメモリ8GB、ディスプレイをFHD、ストレージをHDD 500GBにすると税込み送料無料で4.9万円。クーポンがえげつないですね…。
しかも、電源の入力がUSB Type-C。他ブランドの安いモデルはType-Cは備えていても電源は専用コネクタというのが多い中、E490はPD対応の充電器で充電可能。
1.75Kgだし信頼のおけるThinkPadだしトラックポイントも使えるし!もうこれ一択です。ThinkPadにこんなお買い得モデルがあったのですね。そして、
- Core i3-8145U + メモリ8GB + SSD 128GB + FHD IPS液晶
- ほぼ未使用
- 保証期間が11ヶ月残存
という構成の中古をネットで見つけ、支払総額4.6万円で手に入れたのでした。
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