前回、テレビ用同軸ケーブルを追加するにあたって現況確認したところ、ケーブル1本を2Fクローゼット内コンセントから天井裏のテレビの分配器へ引き回せば良いことが分かりました。
材料調達
以下を近所のホームセンターで調達しました。合計で2,470円です。
- F型接栓 5C用コネクター:217円
- 同軸ケーブル(S5CFB)5M:810円(切売単価162円/m)
- 留め具(ステップル):151円
- TVターミナル(Panasonic WCS3013W):1,188円
- ブランクチップx2:104円
コンセント裏からテレビ分配器までは直線で2mほどですが、ケーブルは点検口を避けて引き回すため、余裕をもって5mとしておきました。
配線作業
ケーブルの加工
配線するケーブルを準備します。まずは分配器に差し込む側のF型接栓を取り付け。皮を剥いて差し込む工作です。
続いて反対側にはコンセントに設置するターミナルを取り付けます。ターミナルにケーブルの加工寸法が書いてあったため、その通りに加工しました。
出来上がったケーブルを現状のテレビの配線に割り込ませて導通テスト。きちんと映像が出ることを確認して完了。
配線作業
コンセントから屋根裏へ
コンセント裏側は直接見えないし、建築時に見たわけでも無いので勝手が分からず、この作業が最難関です。
まずはスイッチボックス裏面のパーツをマイナスドライバーでこじって外し、ケーブルを差し込んでいきます。
屋根裏には空調ダクトがあり、あまり力を入れて穴を開けたりしたら一大事なのでゆっくりと動かして少しでも何かに当たったら止めるようにしました。
その状態で屋根裏側から見ても何も出てきていないので、思い切ってCD管の間から手を突っ込むとケーブルの先端に触れました。そのままゆっくり引き出して成功(写真の中央から右に伸びている黒いケーブル)。これが出来たら、あとは楽です。
ケーブルの引回し
コンセント裏から分配器までは他の配線や配管類と同じ場所を通すようにしました。構造は、上から順に
- 断熱材
- 配管
- フレーム
- 断熱材
- 石膏ボード(部屋の天井)
となっています。一番上の断熱材を移動するとCD管や配管が現れたので、それらに沿って分配器まで引き回していきます。。
ステップルでフレームに固定して断熱材を戻せば完了。
新しいケーブルは板に固定されている分配器の入力(上側の真ん中)に差し込めばよいのですが、分配器への接続は回線変更時になるため、先端を養生テープで保護してラベルを貼っておきました。
結束バンドにラベルがついた商品を見つけたので、新設したケーブルにはこれをつけておきました。なかなか便利です。
コンセントの整理
LANは端に移動してネットワーク機器を壁側に寄せられるようにしました。今回設置したテレビ用ターミナルは真ん中へ。空いているところは、以前は使わなかった電話用のターミナルをダミーとして入れていましたが、紛らわしいのでブランクチップに交換しました。
まとめ
現状を図にするとこんな感じです。draw.ioというサイトで無料でブラウザで作図できるツールがあり、それで作ってみました。
一番時間を要したのは前回の現況確認と作業計画です。今回の配線作業そのものは1時間ちょっとでした。
作業によって断熱の欠損や空調配管からの漏れ、配線のショートなどを起こしてしまっては、配線追加ができても住宅全体では性能低下になってしまいます。出来ていることの改善なので、現状より性能低下させてはやる意味がないです。出来ていないことをやるためのトレードオフとは違い、現状でもテレビは見れるしネットもつながってます。
というところをたっぷり時間をかけて考えられるのがDIYの良いところですね。
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