家庭用メディアサーバーとしてのNASの選び方

バッファローのNAS(LinkStation LS710D0401)にDLNAの不具合があったことから返品し、I-O DATAのLAN DISK HDL-TA4を購入しました。4TBのモデルです。

バッファロー LinkStationのLS710Dシリーズに相当するI-O DATA LAN DISKはHDL-AAXシリーズですが、それよりもスペックを抑えた下位モデルとなるHDL-TAシリーズにしました。HDL-TAシリーズは初心者向けと謳われていますが、あえてこちらを選んだのは理由があります。

それは、
「家庭内でメディアサーバーとして利用する」
という要件に合致したからです。

比較表を作ってみると、スペックの良い最新モデルを買いたくなりますが…。

I-O DATA
HDL-TA
I-O DATA
HDL-AAX
BUFFALO
LS710D
発売年2018年7月2020年1月2021年1月
CPU不明デュアルコアヘキサコア
ネットワーク1 GbE 2.5 GbE
DLNAサーバーTwonky ServerDiXiM Media Server
DTCP-IP対応×有償オプション
冷却ファン無し有り
USBポートUSB 2.0USB 3.1 Gen 1USB 3.2 Gen1
※各リンク先は公式サイトです

一番重要なのはDLNAサーバーのところです。購入したHDL-TA4のみがTwonky Serverです。

もう一つはスペック表に現れないのですが、HDL-AAXシリーズは購入者のレビューによれば処理が完了するなどのタイミングでけたたましいブザーがなると複数の指摘がありました。しかも音量調節は(ゼロにも)出来ないらしい。

昼間使って夜はバックアップしようと思うのに、夜間にバックアップが終わったらブザーがなるなんてコンシューマー向け商品ではあり得ないでしょう。

以上の2点からHDL-TA4にしたのでした。繰り返しますが、スペックが決め手ではありませんでした。

家庭内で家族も使うということは、NASに全く詳しくない者も使うので、
・安定動作
・静粛性
が求められます。たびたび再生出来ないことがある機器を理由をつけて納得して使うような人はいません。

さて、肝心のDLNAサーバーですが、以前にバッファローのLS710Dでは最後まで再生出来なかったファイルは、I-O DATAのLAN DISK HDL-TA4ではまったく問題無く最後まで再生出来ました。再生出来なかったのは、ハードウェアの問題では無くDLNAサーバーとなるソフトウェアの問題が根本原因であるようです。

スペックの良いハードウェアでも、それを生かすも殺すもソフトウェア次第。

日本企業のいう「ものづくり」はハードウェアに傾きすぎてないですかね?

コメント

タイトルとURLをコピーしました